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認知症と間違えやすい要注意の老人性うつ|治療で必ず治る病

高齢であれば罹患しやすい

医者

現在、さまざまなメディアで報じられていることといえば、老人性うつによる問題です。この老人性うつとは、高齢者の多くが陥りやすい環境で罹患するうつ病のことです。認知症と合併して発症することや、区別がつきづらいことから、仮性痴呆とも呼ばれます。痴呆症と同じく、高齢者の間で多く発症事例があるため、年齢の高い人は気をつけましょう。老人性うつの特徴はさまざまであり、精神的な変化もあれば肉体的な問題なども特徴となります。一日の間でぼーっとしている時間が多くあり、以前よりも口数が少なくなるなどの症状が現れます。また、常に強い不安感を抱くようになるため、些細なことでもすぐに不安を口にすることや、自分を卑下すること、自分の死を暗示させるようなことも口にする場合があります。精神的に不安定になり、わけもなくイライラしたり泣き出したりすることがあります。肉体的な変化は、まず食欲が少なくなることや、寝付きが悪くなること、朝早く起きるようになるなどの症状が挙げられます。また、体のさまざまな部位に痛みが生じるようになるのも特徴となります。体への痛みは加齢による問題だと多くの人は考えますが、実は老人性うつの症状である可能性もあるため、決して心身の不調を全て加齢のせいにしてしまうことは避けましょう。

若い人に起こるものというイメージの強いうつですが、加齢によって多くの人がこのうつに罹患するようになります。一般的にうつ病は、脳に分泌されるセロトニンと呼ばれる神経伝達物質が減少することで引き起こされます。精神的な負荷によってこの物質が減少することが知られていますが、実はこの物質は加齢と共に分泌量が減少してしまうのです。つまり、年齢を重ねるとこうしたうつ病などの疾患にも罹りやすくなるので、老人性うつは決して他人事ではない問題だといえます。

老人性うつに罹患していた場合、心療内科などの精神分野に関するクリニックに受診する必要があります。老人性うつは認知症などの疾患に間違えやすいので、うつ病か認知症かを判断してもらうためにも、こうしたクリニックへ受診する必要があるのです。しかしながら、医療機関へ行くとなると気になるのが費用の問題です。老人性うつに罹っており、日常生活が十分に送れないようであれば、それは何らかの障害が同時に起きていることが考えられます。心療内科などのクリニックの診断を受ければ、障害者手帳の交付も受けられる場合があります。手帳の利用もあわせることで、治療費を安く抑えることができるでしょう。

環境要因と喪失感が引き金

悩むメンズ

老人性うつは環境要因と喪失感によって発症するとされています。高齢になると若い頃とは違い、働くことがなくなるため脳への刺激が少なくなり、うつ病を誘発するのです。また、年齢が高くなると家族や知り合いとの別離も多く経験するため、喪失感からうつを発症しやすいのです。

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認知症と誤解されやすい

男の人

老人性うつは、痴呆症と似通っている特徴が多いため、たびたび認知症と誤診される場合があります。認知症との違いは、不眠や食欲不振、体への痛みなどが挙げられます。初期の状態では判断が難しいので必ず専門家の診断を仰ぎましょう。

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治療法は通常のうつと同じ

女医

老人性うつは、若い人が罹患するうつ病と同じく、薬物療法と心理療法の2つで治療を行ないます。薬によってセロトニンに再吸収を促し、さらに心理療法により不安感を和らげることで治療します。最近では認知療法による方法も注目されています。

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